米アウトドアリテーラー リアル展に358社 コロナ懸念し大手は不参加

2021/08/12 06:26 更新


 【サンフランシスコ=立野啓子通信員】米最大のアウトドア合同見本市、アウトドアリテーラーが8月10日、コロラド州のデンバーコンベンションセンターで開幕した。昨年のオンラインのみでの開催に代わって、予定より約2カ月延期してのリアル展での開催だが、参加は19年の1400ブランドに対し、358社にとどまった。12日まで。

 OIA(アウトドアインダスリー協会)によると、20年度は、6歳以上の米人口の53%がアウトドア活動に参加し、前年比710万人増と記録的に増えた。自然の中で体だけでなく精神的な健康にもつながり、家族や友人と集える安全な場として参加人口が増えた。それにもかかわらず、パタゴニアなど大手の不参加が目立つのは、ワクチン接種が普及しているものの、州によって格差が大きく、安全を優先したことが主な要因となっている。海外からの出展では、19年には60社の参加で最大だったカナダや26社で2番目だった日本からの参加はほとんど皆無。この中で、地元の「ザ・ノース・フェイス」はスポンサーになっている。

 会場では、1階ロビーにキャンピングの「テントシティ」、自転車やスクーターの試乗ができる「テストトラック」、2階にはライフスタイルとなった街とアウトドアの融合「ベンチャーアウト」などが特設された。今回、安全優先で小さなブースで対応するキーンフットウェアからは、「デジタルでは商品のスペックや作り手の思いは絶対伝わらない。逆にリアル展示会の重要性が更に認識されることを願う」(高木雅樹マネジャー)という声も聞かれた。次回のアウトドア・スノーショーは22年1月26~28日の開催予定。


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