大阪ガスは、リサイクル事業などを行うジェプラン(川崎市、髙尾正樹社長)と資本業務提携契約を結んだ。ジェプランと連携し、大阪ガスグループのネットワークを活用した関西圏でのペットボトルおよび衣料品の水平リサイクルを進める。
日本はペットボトルの回収率が高く、食品トレーや洗剤ボトルなどにリサイクルされている。しかし、ペットボトルからペットボトルに再生する水平リサイクルは安全性や衛生面で難しく、現在の水平リサイクル率は29%にとどまる。
ジェプランは、独自のケミカルリサイクル技術を持ち、ペットボトルやポリエステル繊維から石油由来と同等品質の再生PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂を製造し、ペットボトルからペットボトル、ポリエステル繊維からポリエステル繊維への水平リサイクルを可能にしている。現時点で、ケミカルリサイクル技術を用いたペットボトルの水平リサイクルの商用化を実現している世界でも数少ない企業の一つ