オンワードHD オムニチャネル対応複合ストアの出店へ

2020/10/09 17:50 更新


 オンワードホールディングスはECと連動する新たな顧客接点作りのため、「オムニチャネル対応複合ストア」の出店を始める。

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 ストアは郊外立地の商業施設などに今期中に数店舗でスタートし、来期中には数十店舗規模に拡大する予定。屋号は公式ECと同じ「オンワードクローゼット」とする予定。グループのブランドに横断的にアクセスできるようなストアとし、「今後の国内事業の反転のための起爆剤」(保元道宣社長)にする。

 グループの上期(20年3~8月)の国内EC売り上げは前年同期比38%増の197億円。EC比率が35%となり、百貨店比率(30%)を初めて上回った。自社EC比率は91%。下期もECは50%増を計画し、デジタル化を成長戦略の核に置く。

 百貨店を中心とした店舗削減は計画通り進め、下期も不採算ブランドや不採算店舗の撤退など構造改革を推進する。「CKカルバンクライン」の今期中の撤退も決めた。



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