上期(22年3~8月期)は4期ぶりに全ての段階で黒字化し、23年2月期でも黒字化を見込む。19年度からの2年間の構造改革の成果が見られ、特にアパレル事業が復調している。30年度を見据えた中長期経営ビジョン「オンワード・ビジョン2030」の3年目となる23年は、企業基盤を構築する重要な年と位置付けて、国内外ともに成長戦略を加速させていく。
粗利益率が向上
――今期の状況は。
19年度からの構造改革の成果がはっきり表れてきています。特にオンワード樫山は「23区」「自由区」「ICB」など基幹ブランドがECを含む既存店のプロパー販売伸び率が30~50%増と好調。ライフスタイル事業はコロナ禍でも非常に堅調です。国内では新型コロナの影響が薄れ、店頭にお客様が戻ってきており、9月以降も好調で、11月は暖冬で少しブレーキがかかりましたが、第3四半期も堅調に推移しています。
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