【オムニチャネル意識調査】若者にはECも〝リアル〟

2018/12/11 06:26 更新


 SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング研究機関「渋谷109ラボ」は、杉野服飾大学の五月女由紀子准教授と共同で若者の購買行動について調査を実施した。それによると「若者は店舗もECサイトも〝リアル〟」ととらえている。調査結果は11月に開かれた「ファッションビジネス学会2018全国大会」で発表した。

 調査は18年8月と10月中旬に実施。東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬に居住する18~23歳の学生、フリーターを対象に調査した。若者の多くがインスタグラムやECサイトを日常的に閲覧しており、購入前の比較検討に時間をかけることがわかった。「失敗をしたくない」という意識から実店舗で実物を試着してから購入したいという志向が高いという。ファッションアイテムを店舗で購入する割合は8割だったが、店舗とECサイトをそれぞれ別の手段と若者は捉えていない。店舗とECサイトを活発に行き来し、情報収集・意思決定をしているという。

 今回の調査結果を受けてSHIBUYA109エンタテイメントは、「より若者のニーズに合ったオムニチャネル施策に生かしていく」としている。




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