企業内保育園続々、就業と育児支援

2015/04/14 06:09 更新


◆ファミリア

 子供服のファミリアは12日、東京都港区白金台に認可外保育所「ファミリア・プリスクール」を開いた。伊発祥の教育実践法「レッジョ・エミリア」と「モンテッソーリ」をベースに、自ら考えようとする力と未来を開く力を育てる。20年をめどに全国15拠点の開設を目指す。

 英語、音楽、体操、アートの4分野でカリキュラムを組み、洋服を作るファミリアならではの服育を取り入れ、昼食・おやつを通じて食育プログラムにも力を入れる。「衣食住の生活から子供の可能性を引き出す、クリエイティブな環境を大事にし、将来はファミリアメソッドを確立させたい」(岡崎忠彦社長)としている。

◆YKK

 YKKは社員の就業と育児の両立支援の一環で16年4月、富山県黒部市に保育所を開設する。10日に保育所の運営を担う社会福祉法人あいじ福祉会と開設協定の調印式を行った。保育所の収容人数は約15人で、今年10月頃から入所希望者の募集を始める予定だ。

 同社では育児休業制度、短時間勤務、時差勤務といった諸制度を設け、子育てが仕事のハンディキャップにならない働き方に応えられるよう保育所の開設を検討してきた。現在、YKKは黒部市内に自然エネルギーを活用した集合住宅や商業施設などで構成する、持続可能な街「パッシブタウン黒部モデル」を開発中。その中に保育所を開設する。



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