NPSは本当に必要か?  顧客重視の企業文化醸成に有用(エンゲージパートナーコンサルタント・高見俊介)

2023/12/05 06:29 更新有料会員限定


変数が多く因果の実証は困難だがNPSの重要性は変わらない

 モノからコトへ。成熟した市場では多くの製品はコモディティー化し、そうなると顧客体験(CX)が競合との差異化戦略としては重要とされる。CXを向上させることができれば、価格競争から抜け出し、顧客ロイヤルティーを高めることで業績改善を図っていくことができる。

二つの「愛着」

 顧客ロイヤルティーには2種類ある。一つは行動ロイヤルティー、もう一つが心理ロイヤルティーだ。

 行動ロイヤルティーはブランドの収益につながる顧客行動であり、指標はLTV(顧客生涯価値)とほぼ同義と考えていい。一方の心理ロイヤルティーはブランドに対するポジティブな知覚で、指標にはNPS(ネットプロモータースコア)をはじめ顧客満足度や再購入意向などがある。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

単体プランなら当月購読料無料でWでお得!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事