ニューバランスジャパンは13日、ブランドアンバサダーに歌手でダンサーの三浦大知さんを起用した。同社は「Fearlessly Independent（君の強さは、君だ。）」をグローバルメッセージに掲げている。その体現者として「独自性を貫き、成長のみならず周りに影響を与え続けている」三浦さんを抜擢（ばってき）した。
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ダンサーとして活躍する三浦さんを起用したのは、ミレニアル世代への訴求を強める狙いがある。これまでミレニアル世代には、陸上やサッカーなどの競技スポーツを通じてアプローチしていた。「ダンスは学校の授業にもなり、誰もが自由に楽しめるスポーツに成長した。ジャンル・個性も様々で、自己表現だけでなく人に感動を与えることができる」とみて、ターゲット層を拡大する。
店頭でのイメージビジュアルやウェブコンテンツを制作し、3月からキャンペーンを展開する。ダンスチームの活動やダンスイベントを支援する「#君の時をつかめプロジェクト」も開始する。
同社はDTC（ダイレクト・ツー・コンシューマー）と呼ぶ直営店とECの販路拡大に注力している。売り上げに占める直営店とECの構成比は直近で約20％まで高まった。「18年は名古屋ウィメンズマラソンへの協賛や、プロランナーの神野大地選手とのアスリート契約などランニングブランドとして飛躍した。一方で、アパレルビジネスにも本腰を入れた」（ニューバランスジャパンの鈴木健DTC＆マーケティングディレクター）。今後はアパレル強化も重点。カテゴリー別売上高ではアパレルの構成比が1割を超えるようになったという。
