ニューバランスジャパン、スニーカーもアパレルも好調　直営店の出店を拡大

ニューバランスニュウマン新宿店の店内はコンクリートのグレーを基調としつつ柱などにウッドを使う

　ニューバランスジャパンは今期（22年12月期）、売上高・利益とも過去最高業績を見込む。主力のスニーカーが堅調なうえ、ライフスタイルカテゴリーのアパレルラインが急伸しており、全体を引っ張っている。直営店出店も積極的で、今期は4店を新たに設ける。3月2日には、「ニューバランス」を象徴する色であるグレーをテーマとした日本初業態をニュウマン新宿に開設。アウトレットを除く直営店舗数を計17とした。

（杉江潤平）

　21年度はコロナ下でも前期比16％の増収となった。スニーカーに合い、オンでもオフでも着られるアパレルカテゴリー「MET24」（メットトゥエンティフォー）のコレクションが広がり、好評を得ていることや、大手スポーツ小売りチェーンとの取り組みが進んだことなどが要因。今期は大きく伸びた前期をさらに上回る15％の増収を目指す。19年度実績と比較しても6.6％増となる見込みで、過去最高の売り上げ規模となる模様だ。