日本ボディファッション協会(NBF)は、22年度(1~12月)の出荷実績(回答49社)をまとめた。レディスインナー、メンズインナー、ホームウェアの合計出荷量は、2億6200万枚(前期比5%増)、単価が815円(2%減)、金額が2136億円(3%増)となった。
全般的に回復傾向にあるものの、数量ベースで婦人肌着が16%減、紳士のニットインナー・肌着が26%減、パジャマが15%減となった。コロナ禍での家ナカ需要増を背景に、この数年は着心地の良い肌着やホームウェアが堅調に推移してきたが、22年に関してはその反動や、目立ったヒット商品の不在、専門店チェーンなどとの競合により落ち込んだと見られる。
一方、販売チャネル別の出荷金額は、百貨店が207億円、量販店が576億円でいずれも横ばい、専門店は135億円で3%増、直営店・自社ECが430億円で10%増、OEM(相手先ブランドによる生産)が495億円で14%増と伸びた。特にレディスインナーでは、直営・自社ECが411億円で12%増と好調を維持している。