子供服ブランドで大きなシェアを持つナルミヤ・インターナショナルの「プティマイン」が、依然強さを発揮している。コスト上昇の中でも価格を据え置き、昨春からは低価格の「プティプラ」で単品販売を開始して客数を伸ばしている。今期(24年2月期)の売上高は前期比約15%増の見込み。今春はプティプラでベビー服の販売も開始し、ベビーカテゴリーを成長させる。
(金谷早紀子)
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プティプラは、通園や日常使いを意識したTシャツとレギンスの2枚セット商品(税込み1650円)として販売していたが、昨春からは新客獲得を狙い、1000円以下の単品販売に切り替えた。客自身がカスタマイズして購入したい需要が高かったことから、セット率が上がり、客単価も維持している。生産面の改善で、商品の耐久性が向上していることもリピート購入につながっている。既存店客数は23年3月~24年1月で約10%増となった。
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