13年ぶりの社長交代から8カ月が経った。今期(24年2月期)は、売上高、利益が18年の上場後で過去最高を更新する見込み。今は種まきの期間として、トップダウン型から社員一人ひとりが自発的に考える組織へと、社員教育や異業種交流、ボーナスの増額など人的資本に投資する。
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積極的にインプット
――業績が伸びている。
実は9月の朝礼時、「すごく不安だ」という思いを伝えました。好業績は、外出需要の回復という顧客側の要因だけであって、当社から働きかけたわけではありません。そこを変えるために、下期からインプットの機会を積極的に設けています。マーケティング学習アプリを全社員に導入したほか、企業内起業家を育成するための塾に数人を派遣し、異業種交流を進めています。韓国トレンドをつかむための出張や、ワールドの生成AI(人工知能)の勉強会に参加したり。店長研修もたくさんしたい。ボーナスも増額し、来年はもっと上げる計画です。人的資本に投資していきます。
――目指すところは。
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