成田空港、買い物の魅力で旅客獲得

2015/06/17 06:47 更新


 成田空港は増加するインバウンド(訪日外国人)需要を取り込み、15年度(16年3月期)売り上げは1000億円を超える1104億円を計画している。

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 同社リテール事業の空港内の免税店、物販店、飲食店合計の売上高は、11年度599億円から拡大を続けており、14年度には972億円(前期比15%増)と過去最高を記録した。14年度で1064万人(15%増)となった国際線外国人旅客数の増加に応じたもの。15年度も売り上げで2ケタ増を見込んでおり、これまでのところ計画を上回って推移しているという。

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 施設としても改装・増床を重ねており、4月にオープンしたLCC(格安航空会社)用の第3旅客ターミナルにも商業施設を置き、店舗面積は14年4月末には13年度比で16.7%増にあたる4100平方㍍増やしている。

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 江邨孝夫事業部門リテール事業部長は「ショッピングを目的に来日する人が多い。空港としても期待に応えたい」と、計画達成に向け、利便性や魅力を高める構えだ。



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