「若い世代が力のある店を生み出すことは、ファッション業界にとってもプラス」。そう話すのは、大阪市・靱本町のメンズセレクトショップ「ムスターヴェルク」(社名はMWC)代表の新宅勇也さんだ。自店近くに若手の独立開業支援を視野に入れた新店「ムスターヴェルクSud.(ジュード)」を8月末、オープンした。センスのあるスタッフに個店経営を学ぶ機会を設け、近い距離感で経営に必要な数値管理などを指導している。「多くのことを経験し、3年以内に自身の強みを生かした店を出す形で独立へと踏み出してもらえれば」という。
(小畔能貴)
ムスターヴェルクは有力セレクト店から独立した新宅さんが20年春にオープン。コロナ下のなか健闘し、22年1月期の売上高は1億円、23年1月期は1億7000万円と増収を続けている。24年1月期は同店でさらに増収を見通し、2店目も加わることになる。

早く一人前に
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