“ドキドキ”なリボンバッグ「ミュゲ」

2016/06/29 06:55 更新


くすぐれ!女性のコレクター魂 

 リボンバッグの「ミュゲ」(ミュゲ、東京、電話03・6761・8134)は、テキスタイルを変えながら、ずっと同じ形のバッグを作り続け、女性のコレクション魂に火をつけている。百貨店の限定店は毎度行列ができ、ラグジュアリーホテルでの販売会も、多くのファンが押し寄せる。親友コンビのスタイリスト2人の「とにかくリボンが大好き」という〝ドキドキ〟が、大人の女性たちを魅了している。

 デザイナーの大久保節子さんと七瀬美玲さんは、学生時代からの親友。ともにOL誌のスタイリストとして活躍し、「自分発信のものを作ってみたい」と10年にミュゲを始めた。モチーフにしたのは、大好きなリボン。ボリュームにこだわり、シャツ1枚作れるほどの生地量を使ったり、わたを詰めるなど試行錯誤して「クチュールリボンバッグ」が出来上がった。ECで売り始め、出せば数日で売り切れ。

  モデルの美香さんやヨンアさんが気に入り、ブログにアップしたのを機に、さらに認知が広がった。国産で、価格は3万円前後。中心客層は30~50代で、自分に投資できる余裕のある人。デニムやツイード、サテンなど生地を変えながらも、同じ形にこだわるのは、「大好きなシャネルのチェーンバッグのように、流行に左右されず、集めたくなってしまうもの」を目指しているからだ。実際にデビュー当初から買い続け、「専用の棚が欲しい」という熱烈なファンもいる。

「クチュールリボンバッグ」は、シャツ1枚分の生地で作った大きなリボンが特徴
「クチュールリボンバッグ」は、シャツ1枚分の生地で作った大きなリボンが特徴

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