【ミラノ=三冨裕騎】7月13日に閉幕した国際素材見本市ミラノウニカ(MU)。日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)とジェトロ(日本貿易振興機構)が主催する日本パビリオン「ジャパン・オブザーバトリー」(JOB)には、日本独自の付加価値素材や高品質なストック生地を求めて、欧米などから幅広い顧客が訪れた。
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23社がブースを構え、出展者不在エリアのJOBプラスも含め30社が参加。7社(うちJOBプラス1社)が初出展で、海外販路拡大に向けアピールした。長谷虎紡績とグループ会社のファーベストは、「5年10年先を見据えた時に海外での拡販は必要」として海外テキスタイル展に初めて参加した。環境配慮型や機能への関心が高く、「海外に無い素材」として遠赤外線ふく射素材「光電子」やスパイバーとの協業もアピール。再生ポリエステルを90%以上使った、機能と環境配慮を両立させた中わたブランド「光電子リンサレーション」も打ち出した。