縫製工場のモンスター、強みは多様な製品を縫う技術 事業継承へ新たな取り組み

2026/06/17 14:00 更新有料会員限定NEW!


工場では26人が働く。今春に入社した従業員の姿も

 福井県越前市で足袋の生産から始まった縫製工場のモンスター。今年で創業77年の同社は時代の需要に応え、インナーからアウターまで多様な製品を縫い、ものづくりの知識と経験を蓄えてきた。確かな技術力が評価され、OEM(相手先ブランドによる生産)の取引先には日本のデザイナーブランドの名前が並ぶ。技術を継承していくため、新事業にも積極的に挑んでいる。

 眼鏡産地の鯖江市に隣接する越前市は、電子部品など製造品出荷額が県内1位の産業都市だ。和紙や焼き物をはじめ伝統工芸で栄え、和洋家具の製造販売業者や建具商が集まった「タンス町通り」などに町の趣がある。2年前に北陸新幹線が福井の敦賀駅まで開通し、外国人観光客の姿が以前より増えたという。

肌着にスポーツウェアに

 伝統産業が育んだ町で同社も歴史を重ねてきた。越前市を代表する一級河川の日野川が流れる自然豊かな土地に2階建ての工場(約3300平方メートル)が建つ。現在稼働している縫製設備はロックミシンが40台、本縫いミシン30台、平2本針と平3本針が合わせて20台。ほかに特殊ミシンが20種類ほどある。

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