ミズノは7月1日、自社史上最高の反発性を実現したシューズ用高反発ソール素材「ミズノエナジー」を開発したと発表した。オンライン発表会で水野明人社長は同素材を使用したシューズについて「新型コロナウイルスの影響もあるが、全世界で100万足以上は販売したい」と期待を表した。
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同素材は柔らかさによってためた接地時のエネルギーをロスを少なく反発させるもので、約2年かけて開発した。3タイプで構成し、最上位タイプの「ミズノエナジー・コア」は従来のソール素材と比較して、反発性が56%、柔らかさが293%向上した。
同素材を搭載したコンセプトモデル「ザミズノエナジー」は7月1日から直営店や公式オンラインショップなどで限定販売している。グローバルの販売数量は2000足。2万5000円。陸上やバレーボール、卓球などの競技用、ランニングやウォーキング、スポーツスタイルのシューズにも搭載する予定。
同素材を使用した長距離ランナー向けランニングシューズのトップモデル「ウエーブデュエルネオ」は7月中旬に発売する。アッパー部はニット素材のハイカットにして、足首までの一体感を高め、安定した走りをサポートする。2万3000円。