ミズノはスポーツ用品開発のノウハウを活用した猛暑対策グッズをオンラインショップや全国取扱店で5月から販売している。昨年5～9月の熱中症による救急搬送人員の累計は7万人強にのぼっており、喫緊の課題となっている。猛暑の日でも日常生活からスポーツ観戦までアクティブに活動する人に向けた多彩なアイテムを開発し、特設サイト「ミズノ・クーリングラボ」にも掲載している。
昨年から一般生活者向けに発売したファン付きウェア「エアリージャケット」は今年、ベストタイプと半袖タイプの2型を6月下旬に発売する。同商品は両脇のファンから空気を送ることで、汗を気化させ、衣服内の空気を循環させることにより涼しさを保つ。今回は動きやすいパターン設計はそのままに、新たにフードを搭載した。空気が首の後ろから流れるように設計し、より効果的に頭部を冷やすことが可能となった。ファン・バッテリーは別売りで、ベスト7900円、半袖ジャケット8900円。
「エアロバッグ」はエアリージャケット用のファン付きバッテリーを使用したバックパック。両サイドに取り付けたファンから取り込んだ空気が首の後ろや背中部分に抜ける設計にした。バックパックを体の前で抱えると首の前や胸部分に空気が抜ける。背中部分には保冷剤を収納できるポケットが付き、より効果的にクーリングすることができる。ファン・バッテリー別売りで、1万1500円。
携帯保冷クッション「ヒムロ」は保冷剤を入れることで、冷却効果が得られる。本体は断熱構造になっており、熱せられたベンチや地面からの熱を遮る。たたんでコンパクトになり、移動時にも便利。たたんだ状態で30度の環境下で約4時間、0度以下の状態を保つことができる。3500円。
