三井不動産は、ECモール「三井アウトレットパークオンライン」を3月17日にオープンした。三井アウトレットパーク(MOP)の出店ブランドがアウトレット商品を販売する専用サイトとなる。リアルの館を持つアウトレットモールが運営するECサイトは業界初としている。
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約130店が出店
サイトの開設は、「アウトレットモールに行きたくても、遠方でなかなか行きづらいとの消費者の声を受け、かねてから検討していた」(伊藤英子商業施設運営一部オムニチャネル推進グループ主事)。現在、「ビームス」、「シップス」といったセレクトショップや、国内外の雑貨ブランドも含め約130店が出店。MOPに入るテナントの約三分の一にのぼる。扱いアイテム数は約5万点で、店舗、アイテム共にさらに増やす予定だ。
売り上げは出荷店舗に
サイトで販売する商品は基本的に出店側が決める。注文引当や商品発送なども店舗で対応するため、サイト開設前に館ごとに講習会を開き丁寧にサポートした。ECで売れた商品を在庫を持つ店舗から出荷するとその店舗の売り上げになるため、「前向きに取り組んで下さっている」。また、施設受け取りは実質送料無料となるため、来店促進や購買拡大にもなる。
販促として三井ショッピングパーク会員に事前アナウンスしたところ、「非常に反響が大きく、開封率、クリック率が高かった」。稼働後も手応えを感じている。
「掘り出し物特集」など独自コンテンツも企画。MOP運営チームとも密にコミュニケーションを取る。「販促も時期を揃えて実施しようと話している」とし、連携しながら同サイトを育てていく。