三井不動産は22年2月に台湾台南市に開業したアウトレットモール、三井アウトレットパーク(MOP)台南を増床し、25年にオープンする。店舗数を現在の約190店から約50店増やして、約240店にする。
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第2期棟は地上1~4階、延べ床面積約2万3000平方メートル、店舗面積約1万平方メートル。合計で延べ床面積は約11万平方メートル、店舗面積は約4万4000平方メートルとなる。「熱帯気候の台南でも快適に買い物を楽しんでもらう」ため、第1期と同様に、建物をエンクローズドモール型にする計画。
店舗は有力ブランドのアウトレット店舗の拡充に加えて、「大型物販飲食店舗の誘致も想定」し、「急成長する周辺人口のニーズに応えられるよう、ワンストップショッピングの利便性も高める」。建物の屋上と外部平面駐車場には太陽光パネルを設置、創出した再生可能エネルギー電力を施設内活用するなど環境負荷低減にも取り組む。
同施設は台湾新幹線・台南駅前に開業。「台湾で人気が高いジャンルやブランドの店舗、台湾南部初進出店舗、地元で有名な老舗飲食店の出店など魅力的な店舗構成が好評」で、開業から昨年12月末までに延べ約1500万人が来館した。
同社はMOP台湾林口(新北市)を16年1月に開業し、台湾での商業施設事業を開始、現在、MOP台南のほか、MOP台中港(18年12月開業)、ららぽーと台中(23年5月開業)と合わせて4施設を運営している。今後も拠点を拡大し、今年中に台北市にららぽーと台湾南港、26年に高雄市にららぽーと高雄を開業する計画。併せて、MOP台湾林口を今年中に増床オープンする。