「被災した福島県南相馬市で農業を復活させたい」。東京・日本橋にビスポークシャツの直営店を構える南シャツ(東京)の南佑太代表は2年前、現地で綿花栽培を始めた。この綿花を使った自社の商品を今春、全国の人たちに届けるプロジェクトを開始する。
(大竹清臣)
きっかけは約4年前。生地問屋によるイベントの綿花畑の見学だった。東日本大震災の津波被害で塩害にあった田畑の塩抜きをするために綿花栽培する地元の人たちの姿を見て「何かしら貢献したい」と考え、自前の畑を持つことを決断した。
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