「ミナ・ペルホネン」 東京・馬喰町に二つの直営店

2019/02/19 06:28 更新


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 物が持ち続ける魅力を大切に、その時々の生活者が引き継いでいく――「ミナ・ペルホネン」が東京・馬喰町に二つの直営店をオープンした。店名はミナ・ペルホネン・エラヴァⅠとⅡ。エラヴァはフィンランド語の「暮らし」。ミナ・ペルホネンの生地を張り替えた北欧ビンテージの椅子をはじめとして、物を引き継ぐ豊かさを提案する。

 ともに古い雑居ビルを利用した。エラヴァⅠは2階層の路面店で、以前は有名なライフスタイルショップ、スターネット(栃木県益子町)の東京店だった。閉店する際に、ミナ・ペルホネンのデザイナー皆川明さんが訪れ、「素晴らしい空間なのに、次に使う人がいないと聞いて、衝動的に引き継ぎたいと引き受けた」という。大谷石を敷き詰めた床など、内装はそのまま生かし、1階は表参道の直営店「コール」でも販売している食品や有機野菜、ワイン、器や雑貨を販売する。2階はギャラリーで3月3日まで、海に流れ着いたものを生かす「オートゥルノトゥルス」のウォールジュエリーやオブジェを展示する。

 エラヴァⅡは、Ⅰの隣の区画に建つアガタ竹澤ビルの2階。フィンランドを中心に独自に仕入れる50、60年代の家具やガラスのオブジェ、器、国内外の作家のアートピース、ミナ・ペルホネンのアーカイブの洋服を販売する。

 椅子やソファの生地の張り替えには、ミナ・ペルホネンの服地の裏をコーティングした専用のファブリック約50種を用意した。価格は木製の椅子で3万円台後半から、張り替えの生地は1メートル2万5000円からで、修理代が加わる。「古いものをそのまま使うことも選択肢。お客さんと相談しながら直して使っていただく」プロセスを楽しんでもらう。皆川さんは「素材や物性の良さと、人の手による仕事に、そのものが持ち続けている時間が加わって作り上げられる容積が、価値の大きさになるのでは」と話す。

使う人の目線に立って、古い家具がさらに役立つよう生地の張り替えやリペアを行う
以前の店の内装をそのまま生かしたエラヴァⅠ
エラヴァⅠの2階のギャラリー

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