アルマーニがショー中止 「ミラノ・ファッションウィーク」は予定通り開催へ

2022/01/05 13:32 更新


 【ミラノ=高橋恵通信員】イタリアでは1月4日、1日当たりの新型コロナウイルスの新規感染者数が17万人を超え、過去最多を記録した。ジョルジオ・アルマーニは14~18日のミラノ・ファッションウィーク・メンズの「エンポリオ・アルマーニ」「ジョルジオ・アルマーニ」、24~27日のパリ・オートクチュールの「アルマーニ・プリヴェ」のショーの中止を発表した。「ファッションショーは重要であり、かけがえのない機会ではあるが、従業員、観客の方々の健康と安全は最優先するべきだ」としている。

 ミラノ・ファッションウィークを主催するイタリア・ファッション評議会のカルロ・カパサ会長は、「アルマーニの決定は、彼らのパンデミック(世界的大流行)へのアプローチに沿ったものと理解できる」としながら、「ファッションウィークを開催することに変わりはない。法令にのっとった感染予防対策を施し、万全の態勢で臨む」と強調した。来場できるのは、ワクチン接種完了者と罹患後治癒者にのみ付与される「スーパーグリーンパス」所持者のみ。FPP2マスク(N95マスクに相当)着用が義務づけられる。ワクチン未接種者はPCR検査の陰性証明があっても入場できない。



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