【ミラノ高橋恵通信員】2月23日~3月1日に開催される21~22年秋冬向けレディス「ミラノ・ファッションウィーク」は、68ブランドがコレクションを発表する。イタリアでは州や市などの自治体ごとに、新型コロナウイルスの感染状況による危険レベルに合わせた行動制限などの措置を取っている。ミラノのあるロンバルディア州は危険レベル引き上げの可能性が取りざたされていたが、英国株コロナのクラスターが発生している一部市町村を除き、最も危険性が低いレベル「イエローゾーン」にとどまることが確定し、各ブランドが最終判断を下した。
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今回、ショーを行うブランドは68。ほとんどがデジタル形式で、「デル・コーレ」「ヴァレンティノ」の2ブランドのみがフィジカル(リアル)ショーを開催する。うち、ショー初参加となるのは、「ブルネロ・クチネリ」「アレッサンドロ・デラクア・ペル・エレナ・ミロ」「オニツカタイガー」など15ブランド。プレゼンテーションは65、うち28ブランドが、アポイント制でフィジカルプレゼンテーションを開催する。その他、七つのデジタルイベントの開催が予定されている。