三起商行が法人ビジネスを積極化している。同社の製品を産院などに卸販売し、顧客層に体感してもらうことで新客の獲得を目指す。法人営業本部には百貨店店舗で活躍していた販売員も複数所属し、その販売力を生かすという人材活用の狙いもある。
(金谷早紀子)
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背景には、主販路である百貨店の売り上げ比率の低下がある。同社の百貨店売り上げ比率は08年2月期の約70%がピークで、23年2月期は約50%の見通し。コロナ禍の影響や百貨店の閉店で構成比が縮小している。