経済産業省で、繊維・アパレル業界などを所管する製造産業局長に7月4日付で就任した伊吹英明氏(前近畿経済産業局長)は繊研新聞社など業界専門紙の共同インタビューで、今後の重点方針を語った。繊維産業政策については、昨年5月に公表した30年に向けた「繊維ビジョン」で示した政策に沿って、「特に、新しいマーケット開拓とサステイナビリティー(持続可能性)対策を支援していきたい」と強調した。
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製造業全体の状況について、「ドラスティックに環境が変化している」とした上で、「DX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)、経済安全保障への取り組みが日本企業の競争の原動力」とし、製造産業局として企業の研究開発と実装に対する支援策を強化する方針を示した。