事業再構築補助金の活用が繊維関連企業で広がる 400社以上が採択、大型助成でDtoCやデジタルへ投資

2022/05/24 06:30 更新有料会員限定


事業再構築補助金の概要

 経済産業省が昨年4月に開始した「事業再構築補助金」(中小企業等事業再構築促進事業)の活用が、繊維・ファッション関連企業で広がっている。募集枠によって違いはあるが、通常枠なら中小企業で補助率3分の2、上限6000万円という大型の助成が受けられる。採択企業からは「使い勝手が良く、申請時のサポートも丁寧」と好評で、DtoC(メーカー直販)事業の立ち上げ、デジタルプリントの導入などの新規事業や業態転換の投資を後押しする。

(中村恵生)

最大で1.5億円

 同補助金は「ポストコロナ・ウィズコロナの変化に対応し、思い切った事業再構築を支援することで日本経済の構造転換を促す」目的で、20年度第3次補正予算で新設された。

 補助金額が100万~最大8000万円の「通常枠」のほか、8000万~1億円の「大規模賃金引上枠」、コロナの影響で大きく落ち込んだ事業者に対する「回復・再生応援枠」、環境関連事業で高成長を目指す事業者を対象にした最大1億5000万円までの「グリーン成長枠」などを設けている。

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