ニューヨーク・ファッションウィークの注目度が高まっている。ここ十数年は主力のデザイナーが少なく、出張者も減っていたが、にわかに流れが変わりつつある。
潮流を作るブランドの一つは「カルバン・クライン」だ。ローマ出身のヴェロニカ・レオーニがクリエイティブディレクターに就任して3シーズン。ブランドの神髄といえるミニマリズムに、彼女の持ち味が絶妙なさじ加減で加わり、今や見逃せない存在となった。
キャサリン・ホルスタインが手掛ける「ケイト」も躍進が止まらない。ここ数年、ファッション好きの間でも話題のブランドだ。八木通商と合弁でジャパン社を設立し、東京で初めて開いた26年秋冬の展示会には報道関係者が大勢駆け付けた。伊勢丹新宿本店での期間限定店などが予定されている。
脚光を浴びるのは、ショーを行うブランドだけではない。90年代スタイルが注目されるなか、「ポロ・ラルフローレン」が再ブレイクしている。25年に誕生したカラフルなバッグの「ポロプレイ」も評判だ。
ニューヨークを象徴するミニマリズムやトラッド、リアルクローズなどのキーワードが近年のトレンドの中心にあることがその背景にあるのは確かだが、本当にそれだけか。新たな動きを体感すべく、今、行きたい街ランキングは急上昇中。ファッションの波はどう変化するか分からない。
