26~27年秋冬シーズンの幕開けとなる総合展示会ピッティ・イマージネ・ウオモが、イタリア・フィレンツェで始まった。これをめがけて、おしゃれを気取った男性たちが世界各地から集まってくる。カジュアル化が進む現代だが、この時期のフィレンツェではまだクラシックなテーラードスタイルが健在なのだと思わされる。
ピッティ・ウオモの関連イベントの一つである早朝ランニングに参加した。「プロヒビテッドランニングクラブ」と題されたこのイベントは、ピッティに集まったランナーたちが、花の都とうたわれた街並みを走るもの。ランナーたちがどんなスタイルで走るのか。それを見るのも楽しい。
近年、ピッティ・ウオモは、コミュニティーに焦点を当てたテーマや企画を選んでいる。1年前の25~26年秋冬シーズンはランニングに焦点を当て、その関連イベントとなったのがこのプロヒビテッドランニングクラブだ。26年春夏は自転車に関するコミュニティーに焦点を当てた。それぞれのコミュニティーには、それにまつわる様々な文化がある。一般にはあまり知られていない固有の文化を掘り下げることで、新しい何かが発見できる。
今回のピッティの初日には、日本のスーツ愛好家たちによる「背広散歩」というイベントも行われた。これもまた一つのコミュニティーの形なのだろう。
