《めてみみ》上海の日本人サークル

2020/11/25 06:24 更新


 上海には徐々に日本人が戻り始めた。登録ベースでは4万人以上の日本人が住んでいる。日本でいえば地方の小都市の規模になる。外国ということもあるだろうが、多くのサークルが活動している。フリーペーパーをみると会員募集が数ページにわたる。

 募集内容はお花、お茶といった習い事から始まり、食べ歩き、ドローンなど様々。その中でも多いのが音楽関係だ。オーケストラ、ブラスバンド、ロックバンドと多くのサークルが団員を募集している。

 上海市内で活動する音楽サークルが集まり、日頃の活動内容を披露するイベントがあったので行ってみた。複数の知り合いから出演するので「聞きに来て」と誘われたこともある。午後2時にブラスバンドの演奏で始まり、最後のブリティッシュロックバンドまで約10団体が出演。終わったのは午後9時だった。

 演奏を注意深く見ていると、ブラスに出演していた人がオーケストラにも出演していたり。ベースやドラムの人が複数のバンドを掛け持ちしていたりと、まだ上海に戻れていない人々がいるんだと思いながら聞いていた。

 日本では新型コロナウイルス感染拡大が止まらない。上海でも感染者が出始めている。そのためか渡航制限が再び厳しくなりつつある。感染拡大が始まって間もなく1年。気を引き締めていきたい。



この記事に関連する記事