《めてみみ》変化に応える

2020/07/28 06:24 更新


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って生活様式や消費行動の変化が加速している。店舗に多くの客を集めて、売り上げ増に結び付ける従来の商売のやり方が出来なくなった。集客を目的とした催事などイベントの中止が続いている。

 都内百貨店の7月売上高は、3割減で推移している。顧客の外出自粛の機運が再び高まり、マイナス幅が広がった。高齢者が主力の店舗は、「都心部に出かけるのが怖い。家族からも外出を控えるように言われている」と話す顧客が多いという。さらに在宅勤務の広がりで、オフィス街の昼間人口の減少が、来店客数の減少として表れた。

 五月雨式に始まったセールは6月で一巡し、7月に入って勢いがない。季節商品の代表格のゆかたは夏祭りや花火大会の中止で、需要が大幅に減少した。都心店では例年の5割減に売り場規模を縮小した。一方で、食品やリビングなど〝イエナカ〟需要は堅調だ。

 スーツなどビジネス関連は不振が続くが、働く服に求められる要素が変化している。松屋銀座本店はテレワークに適したビジネススタイル「テレビズ」キャンペーンを7月15日から始めた。「在宅勤務だから着心地が良く、でもオンライン会議できちんと見える服が欲しい」との声に応える。顧客アプローチの集客から接触減への転換で、商品の見せ方、売り方が大きく変わる。


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