今年も上海に暑い夏が来た。最高気温が36度、37度の日が続き、暑さ対策が不可欠だ。先週、「オニツカタイガー」上海旗艦店のオープニングセレモニーがあった。場所は、上海ファッションウィークの主要会場になっている新天地にも近い淮海路沿いだ。周辺には、おしゃれなセレクトショップ、ライフスタイルショップが数多くある。
日本から来た人たちも、「この辺りを歩いている人たちは特におしゃれな人が多い」と一様に驚いていた。アシックスは、今回の旗艦店出店を機に全国の主要都市で旗艦店を出店し、ブランドの発信力を高めていきたい考え。リボンカットには同社の幹部に加え日中の有名タレントも出席し花を添えた。
中国では中間層の拡大により消費が多様化している。海外へ行く機会も増え、物を見る目が肥えてきている。新たな需要を取り込もうと日本企業の進出が活発になっている。近辺ではトウキョウベースの「ステュディオストウキョウ」、アダストリアの「ニコアンド」の出店が計画されている。
中国企業による新たなブランド開発も進んでいる。淮海路沿いにユニクロ、無印良品の旗艦店もある。上海中心部では日本企業が中国や欧米のブランドとともに新たな需要を取り込むための熱い競争が活発になりそうだ。こうした競争ができるのは平和だからこそ。
