18～19年秋冬デザイナーコレクションで、ボリュームシルエットがトップトレンドとして浮上した。ダウンや中わたを入れたパッデッドアイテムで見せるストリートスタイルだ。フェミニンな流れは継続しているものの、秋冬はストリートのリアリティーが不可欠の要素となっている。
ストリートのリアルスタイルを表現するためにワークやスポーツの要素を取り入れるのもトレンドとなる。とりわけ、秋冬はアメリカのストリートスタイルやワークアイテムをミックスする傾向にある。前シーズンのケミカルな要素を引き継ぎながら、未来的なムードを加えたスタイルも登場している。ビニル素材、ジャージートップにネオンカラーなどミックスしていく。
ストリートスタイルが目立つシーズンだが、女性らしさを強調したドレススタイルも同時に出ている。秋色を取り入れて、前シーズンよりもシックでレディーライクなイメージになった。スラッシュやスリット、透ける素材を重ねた官能的で艶っぽいドレススタイルもある。
英国調の素材や柄も継続している。主としてテーラードジャケットやスーツスタイルで表現される。マスキュリンなスーツスタイルを、フェミニンなアイテムやストリートの要素と組み合わせて変化させる。これらのトレンドの中で、どれが本命となるか注目だ。
