急成長「メシカ」次のビジョンは？　創業者兼アーティスティックディレクター　ヴァレリー・メシカさんに聞く

ヴァレリー・メシカさん

　05年にパリでスタートしたファインジュエリーブランド「メシカ」が急成長中だ。シャープなデザインが現代女性のライフシーンにマッチし、支持を広げているほか、アンバサダーマーケティングにもたけ、認知を高めている。コロナ下の約2年半で各国に計60店を出店。販売拠点は卸売りも含めて75カ国で600に増えた。売上高は毎年2ケタ成長中。新作ハイジュエリー展に合わせて初来日したヴァレリー・メシカ氏にこの間の動きと今後のビジョンを尋ねた。

（中村維）

アンバサダーを活用

　この2年半ほどの間に、メシカは世界中でビジネスを加速させました。中国市場への参入をはじめ、3年弱でアジアにおいて17店を開き、メキシコ、米国にも出店。メインの市場であるフランスでのポジションも強化し、中東での出店も続けました。