メルカリは11月25~27日、初のファッション実店舗「サステなストア」を東京・表参道にオープンする。欧州を中心に広がる持続可能な消費を促す「グリーンフライデー」に合わせたもので、サステイナビリティー(持続可能性)を身近に体験できるようにする。
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販売するファッション商品は、フリマアプリ「メルカリ」の一般利用者がハッシュタグ「#サステなストア」を付けて出品したアイテムの中から、タレントの池田美憂さんやスタイリストSHOCOさんらプロジェクトアンバサダーがセレクトして買い取ったもののほか、アンバサダーの私物も予定する。10月31日まで出品を募集している。
「ユーズド商品の売買が無駄な廃棄や生産を減らし、環境負荷の軽減につながる身近なサステイナブルなアクションであることをアピールする」狙い。店内は人気イラストレーターの一乗ひかるさんがデザインした「誰もが気軽に身近にできるサステイナビリティー」をテーマにしたイラストも並ぶ。
グリーンフライデーは大規模セールが行われるブラックフライデー(11月第4金曜日)に対抗し、物を大切に使うなど地球環境に優しい消費を啓発する取り組み。同社は昨年11月、家に眠る物の利活用を促す「メルカリグリーンフライデープロジェクト」を始動、新作ゼロの「サステイナブルファッションショー」を実施した。
同社は、メルカリの9月の利用者数が単月で2000万人を突破するなどコロナ下で成長を続けている。「限りある資源を循環させることで、循環型社会の実現に必要不可欠な存在を目指す」(田面木宏尚メルカリジャパンCEO=最高経営責任者)としている。