《メンズインポート卸に聞く、コロナ下の生存戦略》エディットアンドコー 国産で本格派商品作る

2022/08/19 06:30 更新有料会員限定


「インポートブランドの日本向け商品の企画で培ったノウハウが国産オリジナルに生きた」と柴谷代表

 20年から続くコロナ禍で商売が大きなマイナスを被った業種の一つがメンズインポート卸だ。海外展示会で次シーズンの動向を満足に把握できない時期が続き、消費者の外出機会も減って需要も落ち込んだ。新たな商品開発や販路開拓で活路を見いだそうとする各社の動きを見る。

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インポートのノウハウで

 専門商社に勤務していた柴谷修さんが独立し、エディットアンドコーを設立したのは17年5月。主力はレザーウェアの「チンクアンタ」で、シャツやニットのイタリアブランドもセレクトショップのメンズドレス売り場向けに卸売りしていた。コロナ禍で次シーズンの商品を紹介することが難しくなった20年から扱い商品の幅を国内生産や雑貨にも広げるようになった。

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