松屋銀座本店、紳士服売り場改装

2015/09/04 06:40 更新


 松屋銀座本店は、15年ぶりに紳士服売り場を改装し、4日オープンする。他のフロアとグレード、テイストを統一し、「上質、洗練、品格」を切り口に新しい価値を創出する。

 紳士服売り場の75%となる1880平方㍍を全面刷新する。バイヤーが国内外の産地、工場に入り込んで物作りした独自商品を揃える。

 代表例の一つがオリジナルブランドの「アトリエメイド」。海外生地を直接買い付けし、独自仕様で縫製する丸縫いスーツをはじめ、顧客一人ひとりのサイズや好みに合わせたパターンオーダーを拡充する。もう一つは日本製の財布や小物を集積した「レザークラフトマンワールド」。好評だった年2回の期間限定イベントを常設化し、日本の職人による6ブランドを集めた。縫製を実演するほか、パターンオーダーにも対応する。

 セレクトショップはイタリア、英国などのインポートファクトリーブランドを揃える。「ザ・スローウエア・ストア」「フェリージ&ラ・ガゼッタ1987」「ブリティッシュメイド」「エリオポール・オム」の4店を導入し、トレンドウエアや定番アイテムを比較購買できるようにした。

 改装後1年間の売上高目標は14年度比20%増の約55億円。改装に6億円を投じた。

職人が縫製を実演するコーナーを設置(レザークラフトマンワールド)
職人が縫製を実演するコーナーを設置(レザークラフトマンワールド)

 



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