衛生機能素材の開発相次ぐ 気になる臭いや感染対策

2023/10/04 12:00 更新会員限定


日清紡テキスタイル「AGフレッシュアルファ」は綿100%や綿高混率のシャツ地を中心に加工生地をラインナップする

 細菌対策や、それによる臭い対策といった衛生機能は素材メーカーにとって引き続き主要な開発テーマの一つ。この間も新素材の提案が相次いでいる。

ストレス臭に着目

 〝ストレス臭〟に着目したのは日清紡テキスタイルとシキボウだ。日清紡テキスタイルは、ストレスがかかった時にかきやすい脇汗臭の原因菌に効果がある抗菌防臭加工「AGフレッシュアルファ」を開発した。

 AGフレッシュアルファは05年から続くロングセラーの抗菌防臭加工「AGフレッシュ」シリーズの第3弾。運動時の発汗が原因の汗臭対策とともに、緊張した時などストレスでかく脇汗の臭いの原因菌となるコリネバクテリウム菌に素早く効果を発揮する。同社は「コロナ沈静化で対面商談やプレゼンテーションの機会が増え、ストレスがかかるビジネスシーンで気になる臭いを防ぐ商品開発を応援したい」という。

関連キーワード会員限定



この記事に関連する記事