服飾資材卸の増見哲(大阪市)は、兵庫県淡路島の旧江井小学校にサステイナブル(持続可能な)をテーマにした複合施設「ei-to」(エイト)を開いた。ギャラリーやカフェのほか、ミシンや多機能加工「カバロス」の加工機などを備えたファクトリーも併設。リサイクルや一点物などの物作り拠点としても活用、発信していく。
世界にブランド発信
淡路島の西海岸にある江井小学校は、1874年に開校し、2017年に廃校となった。増見喜一朗増見哲社長の祖父で、創業者でもある増見鉄男氏が江井小学校の出身という縁もあり、廃校の再利用に手を挙げた。
増見社長は、12月17日のオープンにあたり「今日はたくさんの地元の人に来てもらった。必ず存続するようにしたい。得意先と連携して、ここを拠点に淡路島のファッションブランドとして世界に発信していく」と今後に期待を込めた。