アムステルダム・ファッションウィーク(AFW)は、ランウェーだけで起きているわけではない。年に1度のファッションとカルチャーの祭典ではプレゼンやトークなど様々なイベントも開催された。また、コペンハーゲン・ファッションウィーク(CPHFW)と同様に、環境と人に優しいファッションウィークを実現するために掲げるサステイナブルリクワイアメントに賛同しているだけあり、サステイナビリティーやダイバーシティー(多様性)を推進する催しも多々あった。
(ライター・益井祐)
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ショーのスケジュールが本格的にスタートした月曜日朝イチのプレゼンテーションは、イスラム系女性が着るモデストファッションのブランドを集めた合同展「メゾン・モデスト」だった。体のラインを見せないがフェミニンさのあるスーツなど興味深かった。

民間出資のファッションウィーク、AFWが初めてアムステルダム市とコラボレーションした。市中心にある広場では「ワンオフウェア・フォー・ライフ」がいらなくなった服を集める取り組みを2日間行った。そびえ立つタワーに衣類を入れると計りが総量をカウント。リメイクに使われるという。

既に知名度のある下着ブランド「ラブ・ストーリーズ」は、新たにデイリーウェアをお披露目。中でもビンテージTシャツを使ったアップサイクルのスリップが気になった。
