マッシュスタイルラボの「エミ」は、東京・渋谷ヒカリエシンクスの期間限定店を3月末に常設店として移転オープンした。上期(24年9月~25年2月)も業績は好調に推移しており、新規出店と既存店改装を進める。
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渋谷ヒカリエシンクス店は23年4月に期間限定店として4階に出店し、売り場でトークショーやヨガイベントなども行ってきた。インバウンド売り上げも好調だったため、常設店として3階に移転した。移転後の売り場面積は約112平方メートル。
3月は阪急うめだ本店の店もリニューアルした。5月2日には池袋パルコにもオープンする。その後は仙台エスパルのほか、関東圏に1店出す。秋冬以降も複数の出店を予定している。「スニーカーズ・バイ・エミ」も増やす予定だ。
エミの24年8月期の売上高は前期比12%増。今上期も24~25年秋冬に出した「プーマ」との協業商品がヒットするなど、別注スニーカー人気を追い風に実店舗売上高は前年同期比9%増だった。

オリジナル商品もサステイナブル素材を使用した日常着やヨガウェア、雑貨を販売しており、ギャザーのデザインが特徴のバックパックや軽さが特徴のニットブーツなどの服飾雑貨が売れた。夏に向け、UV(紫外線)カットや接触冷感、ウォッシャブル機能のジャケットやドレスなど、オンオフ兼用で着られるウェアも強化している。
「OLの足元にスニーカーを提案する」というコンセプトでスタートしたエミは、今年10周年を迎えた。今後も「日頃からスポーツを楽しむ人だけでなく、様々なライフスタイルに合うよう提案したい。女性がスニーカーを買う場所といえばエミと言われるよう、認知拡大に力を入れる」と吉田智恵ディレクターは話す。
