算数で極める達人MDへの道《第2講》⑧(佐藤正臣)

2019/12/25 06:00 更新


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標準店舗って何よ?重要なの?②


前回の話は、ブランド・ショップの新事業を立ち上げる際には、事前に標準店舗を設定をする必要性がある。という話でしたね。


へい。そうでした。そして、私の事業部には、標準店舗がない。設定していない。そのような場合は、どうしたらよいのですか?とせんせに訪ねたら...せんせ。逃げましたね(# ゚Д゚)


いやいや逃げたわけではないのですよ~、終了時間になっただけです(笑)。


でせんせ。どうしたらよいのですか?


欲しがりますねぇ~。では、これからする話は、あくまでDさんの組織(10店舗展開のセレクトショップ)を前提に、ベターな方法をお話するだけなので、読者の皆さん。その辺の考慮はお願いいたしますm(__)m では、Dさん、事業部の店舗を売上の大きい店。広い店が一見できるような、チャートを作ってもらえますか?


せんせ。チャートって何ですか??Σ(・ω・ノ)ノ!


すいません。わかりづらかったですね。ではDさんは、競合店と自店のポジショニングマップみたいなものをみたことがありますか?


あります。あります。横軸と縦軸がある、やたらとコンサルの先生方が好きなやつですね?


そうです(言い方が。。。(^▽^;))...縦軸を売上。横軸を店舗の広さで、Dさんの事業部の10店舗のチャートを作成してもらえますか?


へい。わかりました! ......(作成中)......せんせ、できました。以下の図になります。


では、Dさん、図を見てみて、どの店舗を標準店舗に設定した方がいいと思います?


そうですね。......F店かC店でしょうか?


なるほど。その理由は?


売上と広さの平均がともに近いF店か、G店を標準店舗にするのがベターかな?って思いまして...


はい。私もそのことに賛成です。事業スタートの前に標準店舗を設定していない場合は、売上や広さが平均に近い店を設定するしかないですね。標準店舗というよりも、平均店舗ですけど(笑)。


ですね。本当に事前に標準店舗を設定してほしかったですよ_| ̄|○ そうであれば、今まで商品アイテム数の投入や、商品が埋まるだの埋まらないだの苦労することなかったのに...。


ただ、Dさん、これだけの売上も広さが違うのですから、標準店舗を設定しても、商品配分用等の目安として、チャート的なものを作った方がいいですよ!


せんせ。それはどんなもんですか?


では、私が作成した以下の図をご覧ください。


Dさんの店舗を3パターンにわけ、MD設計や商品配分の目安になるようなものを作成しました。


せんせ。ありがとうございますm(__)m ただ、せんせ。この店舗限定MDってのは、何ですか?


これは、あくまでDさんの組織用に私が設定しただけで、本来なくともいいんです。場合によっては、商品2枚出ししろよ!的な(笑)。ただし、Dさんのショップは、以前Dさんがおっしゃていたように、宣伝というか販促的に“魅せる”路面店もある。要は、そのようなショップ限定に、買い付け商品も必要かな?、そういう考え方で設定してみました。


なるほどありがとうございますm(__)m ただ、せんせ。狭い店に商品が全部入らないってのは、私も経験上よくわかるのですが、狭くて売れる店だと、やはり最低限、標準MDの商品を全て投入したいのですが。その場合は、どうしたらよいのですか?


ならば、投入すれば良いんです(笑)。ただ、狭い店には、狭い店なりの悩みがあります。むやみやたらに狭い店に商品を放り込んでいると、そのショップスタッフが疲弊してしまいます。その場合は、店舗に足を運び、店長と密にコミュニケーションをとる。そして、店舗スタッフが働きやすい環境を意識しながら、商品投入を考えればいいでしょう。ですが、このこともあくまで目安にしかなりませんので、その”最適”は都度都度変化します。だからこそ、店舗にまめに足を運び、顧客の動向をつぶさに観察することが何よりも大事なのです。


わかりました。ありがとうございますm(__)m 明日から実践してみます!


ということで今回の話は、ここで終わり。次回からは、いよいよMD予算設計の話に本格的に入っていきます。


では、皆さん。次回もお楽しみに(@^^)/~~~


お楽しみに、と言えば、来年1月からあたしのMD基礎セミナーの10期が始まります。定員まであと10名ほどなので、ご興味のある方はぜひご参加くださいね。今回は夜ではなく、昼間の開催となります。


直接、せんせに会って話を聞くのはいい機会ですね。ではでは(@^^)/~~~



95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。www.msmd.jp

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