「テン・マメ・クロゴウチ」 10周年の“読む展覧会”

2021/08/23 06:26 更新


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『テン・マメ・クロゴウチ』

 「マメ・クロゴウチ」のデザイナー、黒河内真衣子は、8月15日まで長野県立美術館で開催していたブランド10周年の展覧会に伴い書籍『テン・マメ・クロゴウチ』(本体2700円)を青幻舎から出版した。

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 見て感じる展覧会と分けて、〝読む展覧会〟として書籍になっているところが興味深い。展覧会同様に10のキーワードに基づき、10章で構成している。それぞれキーワード一つひとつに込めた思いや考え方をつづり、頭の中でその世界を具体的に描けるようルックやインスピレーションを得た写真を豊富に揃えて編集している。普段、公に言葉を発することの少ない黒河内が、過去の体験に由来する美意識、自らが関わった日本の手仕事などを小説のように語っている。

 巻末では、故郷の長野に帰るたびに「自分の幼少期に戻っていくような感覚がある」ことがクリエイションを支えていると締めくくる。自然の豊かさと同時に厳しさを肌身で感じた経験が、しやなかな強さを生み出しているのだと想像させる。


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