エルメス 国立新美術館で観客参加型の展覧会

2018/07/05 10:59 更新


 エルメスは東京・六本木の国立新美術館とともに11日から、シネマ的設定の観客参加型の展覧会「彼女と。」を開く。「エルメスが贈る、シネマ体験」というフレーズとともに、「アクター」や「エキストラ」として観客を募集し、開催前から話題になっている。予約制、無料。30日まで。

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 テーマは、エルメスが提案する現代的女性像の考察。1人の「作家」がある女性「彼女」の存在を追いかけるところから物語は始まる。作家は観客と共に会場内をめぐり、彼女の姿を追い求める。映画の撮影スタジオを彷彿(ほうふつ)とさせる会場内には、彼女にまつわる様々なエピソードが散りばめられている。それを介して、彼女の人物像を捉えていく仕掛け。

 監修はレディス部門アーティスティック・ディレクターのバリ・バレと、レディス・プレタポルテのアーティスティック・ディレクター、ナデージュ・ヴァンヘ・シビュルスキー。彼女らによるプレイフルでウィットに富んだエルメスの世界をインタラクティブに体感できる。

ARTISTIC DIRECTION: LAURE FLAMMARION | PHOTOS: ISAAC MARLEY MORGAN


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