ストライプインターナショナルの「メゾン・ド・フルール」は、デビュー10周年を記念したイベントを開いた。10月19日に関係者を、10月20、21日は一般客を招待した。「パサージュ(屋根付き商店街)」をテーマに物販以外にも楽しめるコンテンツで周年を祝った。
関係者は200人を招いた。一般客には9月9日からオンライン上で入場券(税込み1000円)を販売し、10月19日時点で見込み通りの600~700人から購入があった。
会場は3フロアを使った。一つは10周年のアーカイブを展示した。ドレスを着せ付けた10体のトルソーや、過去の商品の写真をコラージュしたパネルなどを飾った。ドレスはピンクをベースにブランドの象徴である、リボンや花を装飾し、空間を華やかにした。
ブランドの世界を表現したケーキやパフェを堪能できるカフェのフロアは、ランチョンマットや食器にロゴを入れるなど、細部まで工夫した。物販のフロアでは以前販売して好評だった、「コエドーナツ」と協業したクッキー缶や、アパレルライン「メゾン・ド・フルール・プチローブ」の周年限定デザインなどを揃えた。チャームを作れるワークショップやプロのカメラマンが撮影するフォトブースも用意した。
久保田佳奈メゾン・ド・フルールカンパニーヘッドは「コロナ禍でECで気軽に買い物できるようにもなったが、改めて、スタッフと話したり、店の雰囲気を楽しむ買い物体験の良さを提案したいと思った」と話す。今後は「ライフスタイルの様々な場面でブランドを活用し、異業種とも何かしてみたい」という。