「マディソンブルー」新店オープン 常に変化する店に

2017/07/19 04:26 更新


 スタイリストの中山まりこさんがディレクションする人気ブランド「マディソンブルー」は、東京・神宮前に新店をオープンした。目黒通りの油面交差点近くに構えていたヘッドストアを閉店し、表参道エリアに進出した。

 表参道ヒルズの裏通りから一本入ったところに、フレンチネイビーの外観のモダンな店が完成した。リノベーションした3階建ての一軒家で、1階は店、2階はプレスルーム、3階は企画室になっている。広い間口の入り口部分は、開放的なガラス張り。白で統一した店内を見渡すことができる。

 店内は、コンクリート打ちっぱなしのフロアとむき出しの天井でシンプルにまとめた。ストックルームを含む売り場面積は約100平方メートル。ストックルームとの境目にはオブジェのようなついたてが無造作に置かれ、什器代わりの段ボールの棚にシャツが並ぶ。

 その横には、ピザが入っていそうなシャツ用の箱が積まれている。「未完成」をコンセプトに、常に変化する店を目指したという。美術制作を行うアーモンドのエンゾ氏がデザインを担当した。

 店頭の最も目立つ場所には、ブランドの顔とも言える定番のシャツが並ぶ。シンプルなシャンブレーシャツやボタンダウンシャツなど、14年春夏のデビューコレクション以来、作り続けている6型が揃う。シャツから派生したスカートやシャツドレスなどの「エッセンシャルコレクション」も充実する。

 ほかの品揃えも独特だ。17年春夏の新作だけでなく、前シーズンや前々シーズンのコレクションも並列されている。いずれもセールは一切しない。新店のオープンを記念して、小さなコンチョ付きのビーチサンダル(1万円)も販売している。

マディソンブルーの新店


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