LVMHジャパンはこのほど、渋谷区が推進する探究「シブヤ未来科」の一環として、日本初となるプログラム「Excellent!」(エクセレント!)を実施した。このプログラムは、LVMHグループの様々なメゾンが誇る卓越したサヴォワールフェール(匠の技)を次世代へと継承するための職業訓練プログラム。フランスやイタリアに続いての日本での開催となった。
渋谷区立広尾中学校と松濤中学校の2年生132人を対象に、ベルルッティ、ディオール、ゲラン、ロエベ、ロロ・ピアーナ、ルイ・ヴィトン、パルファン・クリスチャン・ディオール、ティファニーの八つのメゾンが参加して体験型ワークショップを開催した。同ワークショップを通じて、物作りの喜びと創造性の大切さを伝えた。
主な内容は、ベルルッティがパティーヌ(革に染色を施す技法)の体験を通じて「自分らしさ」を色で表現するプログラム。ロエベは革製品の修理・補修の専門サービスを提供する革職人による職人技を探究して、レザーの特性について学びレザークラフトを制作した。


ルイ・ヴィトンはケアサービスアトリエの職人を通して、創業当時から行われてきたパーソナライゼーションやリペアを実際に体験した。

八つのワークショップの最後には、参加した生徒全員に修了証が授与された。生徒たちは、職人の維細な手仕事に驚きと感動を覚え、物作りの奥深さや創造の喜びを発見したようだ。
LVMHジャパンのノルベール・ルレ社長は、「今回のプログラムを通じて、若い世代の皆さんに物作りの喜び、創造性の大切さ、そして人と人とのつながりの価値を感じていただきたいと考えています。生徒の皆さんの好奇心と創造力が、さらに開花することを心から願っています」とコメントした。
