【パリ=松井孝予通信員】仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、第12回LVMHプライズ・フォー・ヤングファッション・デザイナーズでセミファイナルの候補者を発表した。
今回は2300件を超える応募から、初のエジプト、ガーナ、サウジアラビアを含む15カ国から20ブランドが選ばれた。日本からは、村上亮太の「ピリングス」と大月壮士の「ソウシオオツキ」が選ばれた。
候補者たちは、3月5、6日にパリのショールームでコレクションを発表し、本プライズのエキスパートたちが審査する。また、オフィシャルウェブサイトでもコレクションが公開され、5~9日に一般からも投票できる。
「クリスチャン・ディオール」のデルフィーヌ・アルノー会長兼CEO(最高経営責任者)は、今年の応募作品の傾向として、テーラーリングへの関心、手仕事による装飾、大胆なオケージョンドレッシングを挙げ、また過去に本プライズに挑戦した「ルネサンス・ルネサンス」(21年)とソウシオオツキ(16年)が「再び戻ってきたことをうれしく思う」とコメントした。