【パリ=松井孝予通信員】パリで7月に開催されるオリンピック・パラリンピックのプレミアムパートナーのLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンとメゾン「ルイ・ヴィトン」が、同大会のメダルとトーチのために制作したトランクを初公開した。
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パリ郊外アニエールにあるヴィトン創業者のアールヌーボー様式の邸宅で披露した。トランクは敷地内のカスタムオーダーのアトリエで職人たちの〝匠の技〟を結集して完成した。
メダル専用のトランクは、メゾンを象徴するマル・コワフューズがモデル。メゾンのトランクとしては最大のサイズ、外側はモノグラム、内側はマットなブラックレザーで覆った。LVMH傘下「ショーメ」がデザインしたメダル468個を保管する引き出しはこのために考案した。
聖火リレーのトーチは、1895年に制作されたボワット・シャポーをモデルに、外側がダミエ、内側はマットなブラックレザーを二重にし保護を強化した。大会終了後、メゾンのアーカイブに加えるという。